【嘘】「クレヨンしんちゃん」の都市伝説がめちゃくちゃな件
こんにちは。
私はクレヨンしんちゃんが好きで「新」に変わる前までは全巻単行本を集める程度にはファンです。
クレヨンしんちゃんについて調べようとすると間違いなく引っかかってくるのがデマ・嘘八百も甚だしい「都市伝説()」の数々。
今回はそんな「クレヨンしんちゃん」の都市伝説の数々がいかに馬鹿げているか、作者への冒涜も甚だしいものなのかについてまとめていこうと思います。
- しんちゃんのモデル
クレしんの都市伝説で最も有名なものはなんといってもこれでしょう。
細かな違いや複数のバージョンがあるのかは調べる気にもならないほどバカバカしいですが
・しんのすけは5歳の時に車にはねられて既に亡くなっている
・「クレヨンしんちゃん」という話はしんのすけを失ったショックからみさえがクレヨンで描いた「しんのすけがもし生きていたら」という妄想
これをベースに様々な色が付けられて一人歩きしています。
しんのすけのモデルは「だらくやストア物語」という臼井義人先生のデビュー作に登場するドラマ「おしん」のパロディキャラ「二階堂信之介」です。
二階堂信之介は「おしん」よろしく7歳の頃に丁稚奉公に出されます。
その顔はまさにクレヨンしんちゃんのしんのすけの姿であり、作者自身も再販、またはこの作品群を再集録する際は「これがしんちゃんのルーツ」との旨を発言しています。
これらの都市伝説の元になったようなエピソードは一切出てきません。
あとタイトルの「クレヨン」は単なる語呂の良さと園児をイメージするのに丁度よい物だからです。
- シロは癌で捨てられた
最近になって見かけるなぁと思ったので書きますが、まぁこれはわからなくもないかなぁという噂の一人歩きと思われるやつ。
病気にかかったのはシロではなく原作46巻に登場する「シロの前の飼い主」で「突発性犬アレルギー」を発症して犬を飼うことができなくなったからです。
元の飼い主は5匹の犬を飼っていて、シロとシロの親犬は新しい飼い主が見つかったけど2匹の飼い主が見つからずに保健所に連れて行かれそうになったところを・・・
(続きは原作で)
3 謎の「25話」
原作コミックスに25話(1991年2月26日号)分だけ載っておらず、その理由があまりにカオスだったからというもの。
初期の単行本ではアクションに連載されていたが単行本には載っていないという話もいくつかあり、その多くの理由がブラックユーモアや下ネタがキツすぎるから。
単行本1巻第1話は「おつかいにいくゾ」ですが、実際に連載されていた本来の原作第1話なんて全年齢向けの単行本じゃとてもじゃないが出せないドギツい下ネタが飛び出していたそうです。(単行本派だからこの辺は詳しくないです。ごめんなさい。)
Wikiによると全部で11回単行本未収録の回があるそうです。
最後に
長期間続いている作品になるとどうしてもこういう話は付き物ですし仕方ないところもありますが原作はアニメの何倍にも毒が満載なので是非読んで欲しいです。
おそらくこういう話を出す人って「ろくに見てないけどホラー回だけやけに印象に残っている人」か「オトナ帝国・戦国以降から見始めた人」なんじゃないかなと思っていたり(やたらと恐怖を煽ったり感動っぽい感じに仕立てたりしてるところからして)。
ネットコミックなんかで臼井先生の初期の作品集なんかも読めるような時代なので原点やその片鱗を見たい方は購入してみるとどこの誰だか知らない人がつくった嘘話をベースにして「クレヨンしんちゃん」を色眼鏡で見るよりしんちゃんをもっと楽しめると思いますよ。